カテゴリー「耳より情報」の26件の記事

2024-06-27

使える!文京区のがん患者療養資源マップ「文京区がんサポートあんしんガイド」

 駒込病院がある東京都文京区。

こまねっとでは、文京区の健康推進課の方とお話しする機会があったのですが、

「文京区がん患者療養資源マップ」が完成しました!」とのご連絡をいただきましたのでご紹介します!

こちら↓がそのマップ(クリックすると開きます)。「 文京区」x「がん患者支援」でも検索できます。

「文京区がんサポートあんしんガイド」

 

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文京区の健康推進課が、東京大学大学院 健康科学・看護学専攻学生さんたちとタッグを組んで、がん患者をサポートする区内の資源をわかりやすくデザインしたんだそうです。

 

マップを見てみると、、、なかなかにわかりやすい😊

 

治療や制度について知りたい、治療しながら仕事について相談したい、不安を聞いてくれる人とつながりたい、などなど、

患者や家族のお悩みごとに対して、どこで相談できるかアイコンでわかります。

 

がん相談支援センターは、駒込病院だけでなく、日医大、東大、順天堂、東京医科歯科の各大学病院内にもあり
その病院に通院していない方やご家族も利用できます
混乱している時、どうしたらよいかわからないとき、まず電話で相談できるのもありがたいですね。

 

また、地域包括支援センター保健サービスセンター療養をサポートしてくれる制度の相談ができたり、
治療の帰り疲れた時やほっとしたい時、動坂テラスなど地域の
居場所でも話を聞いてもらえたりするんですって。

もちろん文京区民の方も区民以外の方も、利用できます。

 

マップは、がん相談支援センターや地域活動センター等でも配布しているそうです。

おしゃべり会でもご紹介していきます。

活用くださいね!

 

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2023-10-01

11/2(木)【駒込病院 ミニ勉強会】のお知らせ📢「がん遺伝子パネル検査って何?」

こんにちは❣

今日は、都立駒込病院が開催するイベントを、こまねっと会員の皆様にご紹介します📣

 


【患者サロン ミニ勉強会】

「がん遺伝子パネル検査」って何?

~治療の選択肢を広げるチャンス~


 

🚩日時:令和5年11月2日(木)13:00~13:45

🚩開催方法:ZOOMウェビナーによるオンライン開催

 ※参加にはZOOMアプリのインストールが必要です。

🚩申込:10月31日(火)正午12時まで

🚩講師:東京都立駒込病院 遺伝子診療科部長 山口達郎 先生

🚩お申し込み方法など:詳細はこちらをクリック

🚩お問い合わせ先:東京都立駒込病院 計画課計画グループがん拠点業務担当


 

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「がん遺伝子パネル検査」はご存知でしょうか?2019年に保険適応となった検査です。

がん細胞において数100もの遺伝子を調べ、遺伝子の変化に基づいた治療法を探します。

私は受けることができるの?費用はいくらかかるの?など、素朴な疑問を解決します。

また、この検査を受けるに当たって知っていただきたいこともご案内いたします。

 

専門医が最先端のがん遺伝子検査について、あなたの疑問にお答えします。

乳がん経験者の皆様にとっても有意義な情報が多いかと思います。

気になる方は、お気軽にお申し込みください❣

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2021-11-30

アピアランスケアをオンラインで!

みなさま こんにちは

急に寒くなって空気も乾燥するようになってきましたね。
お部屋の加湿、お肌の保湿もしっかり行わなくては!
 
いつも私たち患者に寄り添い、応援してくださっている 
アピアランスビューティクリニックの堀口和美先生から皆さまへ 
お知らせとお願いがあります。
 
どうぞ最後までお読みいただき、ぜひともご支援をお願いいたします。
 
✨ アピアランスビューティクリニックは、20206月に堀口先生が院長として開業されたアピアランスケアに特化したクリニックです。
以前のブログ記事はこちらからご覧になれます。


~*~*~*~*
いつもいつも本当に、大変お世話になっております。
アピアランスビューティクリニック 堀口和美でございます。
 
さてわたくし
 
「がんと共に生きるあなたに、アピアランスケアをオンラインで届けたい!」
 
をキャッチフレーズに
 
2021121日 10:00より
クラウドファンディングサイト READYFORにて
 
アピアランスビューティクリニックにおける
オンライン診療システムの構築のために
支援のご寄付をお願いする
クラウドファンディングを行います!
 
下の画像は、プレビュー画面です。
 
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121日から公開する
実際のクラウドファンディングのサイトは下記です。
 
 
オンライン診療システムには、無料のものもあれば、有料の、高額のものまで、たくさんの種類がございます。
一番の相違点はやはり、システムのセキュリティです。
アピアランスケアを必要としているがんサバイバーの方々と、オンラインで繋がっていくにあたり
わたくしが最優先したいのは、オンライン診療システムの安全性なのです。
 
信頼できるシステムの構築には費用が必要なのです。
システム構築費用とクラウドファンディングサイトへの手数料を合わせると
(周辺機器類の費用や、人件費は含んでおりません)
115万円必要なのです。
 
そこで、日頃からお世話になっている、こまねっとのみなさまにお願いがございます。
クラウドファンディングは、公開直後の5日間でどれだけ支援を集められるかが、成功の大きなポイントになります。
公開日の121日に、わたくしのプロジェクトをご支援していただき、背中を押していただけないでしょうか。
 
今回、利用しているシステムはAll-or-nothing 制度というもので
募集期間中に目標金額に1円でも満たない場合には、支援金を受け取ることができないものでございます。
 
ご存知の通り、医療を取り巻く現況としましては、オンライン診療のニーズが高まっている一方で
資金不足によるオンライン診療システムの導入が滞っている状況でもございます。
ご支援いただくことにより、万全な状態で かつ よりスピード感をもってシステム導入ができる手がかりとなりますので
どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。
 
このようなお願いは、限られた方々だけにしかできません。
わたくしをここまで育ててくださったこまねっとのみなさまに、事前にお知らせし、お願いさせていただいております。
 
なんとしてもこのプロジェクトを成功させて、アピアランスケアをオンラインで届けたい、と思っております。
 
どうかよろしくお願いいたします。
 
121日から公開されるサイトは下記でございます。
 
 
どうぞよろしくお願いいたします。
いつもありがとうございます。
 
アピアランスビューティクリニック
堀口和美

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2020-10-07

NHK ガイロク(街録)のお知らせ

みなさま
10月に入り、秋がいっきに来たような気がします

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📸こまねっとのフォトグラファー、スタッフJさん撮影でーす

ある、こまねっと会員さんからメールをいただきました。
みなさまへのお知らせです。

***********

先日、街頭インタビューを受けました。
「人生最大のピンチは?」と質問され、乳癌になった事を話しました。
NHKBSプレミアムの「ガイロク」という番組で、10月11日(日)AM9:28から放送予定です。

2018年10月に乳癌告知、抗癌剤8クール、右胸全摘&リンパ郭清、自家組織再建、分子標的薬18クールを2020年3月に終え、今はホルモン治療中です。

2年前は、絶望的な気持ちでしたが、今は普通の生活を送れている事に感謝しています!

放送を見て、治療中の会員の皆さまに、少しでも勇気を与えられたら幸いです。

番組HPです
↓  ↓  ↓

(33)▽紛争地の友情▽人生のギフト...5つの人生物語 - ガイロク(街録) - NHK
https://www.nhk.jp/p/ts/6P14VQRKP9/episode/te/VNMQL8QPQV/

https://www.nhk.jp/p/ts/6P14VQRKP9/schedule/te/VNMQL8QPQV/


**************************

忘れないように、すでに録画予約しました!
みんなで観ましょう~!

こまねっと


 

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2020-10-01

今年のピンクリボン

皆さま

一気に秋が訪れて肌寒く感じることも多くなりましたね。
中秋の名月🌕 ご覧になりましたか?

そして今月10月はピンクリボン🎀月間でもあります。

スタッフのKちゃんがお仕事の帰りに、ピンクに彩られた都庁の写真を撮って来てくれました。
こんな感じなんですよ~👇

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そして今夜はスカイツリーも

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ちょっと紫っぽいですね!

毎年このころには各地でウォークイヴェントやシンポジウムが行われますが、今年はやはり中止のところが多いようです。
恒例の有楽町朝日ホールでのシンポジウムは、今日から動画を配信しています。
ピンクリボン シンポジウム 2020

また、今月15日からは乳房再建セミナーの動画も公開されます。

自分が乳がんに罹る前は、「ピンクリボン」という言葉は知っていて、あのマークは見たことがあっても、それが自分と関わることになるとは!
夢にも思いませんでした。
今でも、罹ってない多くの方はそう思っているんじゃないかしら?

手術後、最初の抗がん剤の3回目が終わったころかな、初めて「ピンクリボンフェスティバル」なるものに申し込んで、有楽町まで出かけました。
20~30分電車に乗るだけでも頭痛がして、開場前並んでる時には吐き気がしてきて立っているのもやっと。
座席に座ったとたん沈み込むようにして、半ば横になりながら、それでも最後まで聞いていたのを思い出します。
注:治療中は決して無理をしてはいけません !!!

「あなたは早期ではありません」と主治医に言われたことがずーっと頭と心の底にあって、がん1年目の私は、毎日のようにネットで調べてはあちこちの勉強会やシンポジウムに足を運んでいました。
自分が何でこんなに苦しまなくちゃいけないのか、何を怖がっているのか知りたいと、必死だったのだと思います。
そのころはまだ「おしゃべり会」はありませんでした。
13年前のことです。

毎回たくさんの方が参加してくださっているこまねっとの「おしゃべり会」
でも、今年はまだ一度も開くことができないでいます。

日本人の11人に一人(昨日読んだサイトでは9人に一人!)の割合で乳がんに罹っているらしいのに、自分の周りには一人もいない!
相談する相手も、悩みを打ち明ける仲間もいない!
しかも職場はそう簡単にカミングアウトできる雰囲気じゃないし…
同情されるのも煩わしい…
こんなこと主治医の先生に聞いていいことなの?

仲間や先輩患者と一緒にワイワイおしゃべりすれば、スッキリ解決とまではいかなくても、気持ちは軽くなるのにね。

たった一人でどうしよう…って思った時、こまねっとを思い出してください。
そして、前のように集まる日がくるまでは、ブログのコメント欄(文末👇)やこまねっとメールで、皆さまの思いをぜひ書き込んでください。

それから
みなさまのお住まいの近くでは、今月どんなライトアップがされているのでしょう?
「こんなのあったよー!」というのを、ぜひ、送ってくださいませ~
これってピンクリボン🎀ぽいね、というのでもOK (^_-)-☆!!

気温の下がる朝晩は暖かくして、免疫力を下げないようにしてくださいね。
またお目にかかりましょう~

こまねっとスタッフ



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2020-06-23

こんなクリニックを待っていました!

梅雨入りとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

夏日のような気候の土曜日、こまねっとスタッフ5名と共に巣鴨にある

Appearance Beauty Clinic(アピアランスビューティークリニック)の内覧会に行って参りました。

 

こちらは、かつて私の主治医だった駒込病院元乳腺外科医の堀口和美先生が院長として開業されたアピアランスケア※に特化した美容クリニックです。(※医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア)

巣鴨駅で集合し早速クリニックへ向かいます。

巣鴨駅より徒歩1分の好立地です。

入口に到着するとクリニックのコーポレートカラーの可愛らしいペールトーンのグリーンの自転車があり、かごに内覧会開催中の案内が入れられていました。

ちなみに、堀口先生はこの自転車で通勤されているそうです。

クリニックにいらっしゃった方は是非ご覧になって下さいね。

クリニックのある2階に到着し、いよいよ堀口先生とご対面です♪

私にとって2年以上ぶりの再会ですが、以前と変わらない堀口先生の笑顔に癒されます。

 

早速院内を案内していただきました。

受付から施術室までペールトーンのグリーン(ティファニー風)でまとめられていてとてもステキです。このカラーは堀口先生の好きなお色で以前から開業したら、このカラーを起用しようと決めていらっしゃったそうです。

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まず、最初の施術室です。

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ゆったりした椅子で座ったら動きたくなくなりそうです()

こちらではYAGレイザー、CARESYS(ケアシス)という機器を用いた施術が受けられます。

YAGレイザーは肝斑の対策に効果があるそうです。

そして、CARESYS(ケアシス)は肌のケアに使用する機器ですが、短い電気パルスを流すことにより、数秒~数分間角質細胞の細胞膜に電気的な「穴」を開けた状態にし、その時間内に薬剤を肌の奥まで導入する治療です。

堀口先生や看護師さんからの説明を6人で「へぇ~」と言わんばかりに真剣に聞いていて、ふと天井を見ると、なんと天井もステキな壁紙が貼ってあります。

普通天井は無機質な壁紙になりがちですが、施術中は仰向けになるので、実は天井の装飾はとても大事なのです。

 

そして、次の施術室へ移ります。

こちらでは、Hydrafacial(ハイドラフェイシャル)という機器を用いて、ピーリングによる毛穴のケアをします。

ケミカルピーリング等とは異なり、吸引により汚れを出し毛穴をクレンジングします。

高いピーリング効果でハリウッドセレブの中でも話題になっているそうです。

そして、このHydrafacial(ハイドラフェイシャル)、施術が出来るクリニックが少なく巣鴨付近では、当院の他には1施設のみのようです。

ちなみに、レディガガさんも来日するとHydrafacial(ハイドラフェイシャル)の施術を受けているそうです。

是非、とげぬき地蔵へ寄った際にでも、Appearance Beauty Clinic(アピアランスビューティークリニック)に来院して欲しいですね。

 

続いて、カウンセリングルームです。

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一般的なクリニックにありがちな無機質な雰囲気が払拭され、ティールームのようなステキな空間です。

そして、テーブルにはスキンケア商品が並んでおり、美容クリニックでしか購入出来ない限定品です。お値段も良心的です♪

 

次はいよいよ手術室です。

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ベッドもステキなペールトーンのグリーン(ティファニー風)です♪

そして、ここにはHYCOOXという大変貴重な施術機器があるのです。

HYCOOXは頭皮にヒアルロン酸を注入することによって、発毛促進を促すそうで、

がん治療による脱毛のケアに悩む方にも活用して頂けそうです。

なんと、こちらのHYCOOX、日本で導入したのは当院が第1号だそうです。

そうです、今のところ日本でHYCOOXでの施術を受けられるのは、ここAppearance Beauty Clinic(アピアランスビューティークリニック)だけです。

 

施術室2つと手術室を見学し、ある特徴がありました。

患者同士、そして患者とスタッフが鉢合わせをしない間取りになっているのです。

これは嬉しい配慮です。

 

そして、パウダールームもペールトーンのグリーン(ティファニー風)でコーディネートされています。どこを見てもステキな空間です♪

トイレのマークもキュートです♪ 天井の壁紙もステキです。

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10時30分に来院してから気づけば12時近くになっていました。

居心地が良くてつい長居をしてしまいました。

一緒に来た5名は午後から用事を控えていたので一旦解散し、午後から見学に来た別のスタッフと合流しました。

このスタッフさんは、いつもこまねっとのポスター制作を担当して下さっている、本職のデザイナーさんです。

彼女は10年間堀口先生が主治医だった、術後17年のサバイバーさんです。

久しぶりの再会の機会を作るきっかけにもなったようで、私も嬉しかったです。

 

Appearance Beauty Clinic(アピアランスビューティークリニック)は622日(月)よりオープンとなります。

がん治療と美容医療の両面のニーズに応えられる、これまでに無かった新しい形の美容クリニックです。きっとがん患者にとっての救世主になることでしょう。

 

当ブログでは私が撮影した画像で恐縮ですが、是非HPをご覧ください。

院内の雰囲気が伝わってくるステキなHPです。

 

所在地、HP等は下記の通りです。

 

Appearance Beauty Clinic(アピアランスビューティークリニック)

170-0002 東京都豊島区巣鴨1-26-7 佐藤ビル2

 TEL03-6902-1431FAX:03-6902-1432

 HPhttps://appearance-beauty-clinic.com

診療時間:月火木金 9:3012:30 14:0018:30 土 93013:30  休診;水日祝日

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2017-04-22

『放置してよいわけではない』

連日の夏日が収まり、少しホッとする陽気に戻りました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私ごとで恐縮ですが、今年5月で術後ちょうど10年を迎えます。抗がん剤治療を経てからの飲み薬だったため、まだ今年いっぱいはお薬を続けなくてはなりませんが。

10年前、がんと診断されてから、そしてそれがドラマなどではなく自分自身に現実に起こったことなんだ、逃れられないんだ、と思い知った時から、ネットや図書館、本屋さんでやみくもに情報をあさり始めました。

皆さんも同じように、ご自分の病気について必死に調べた経験をお持ちなのではないでしょうか。

がんになるのは今や日本人の二人に一人、という話は知っていても、どこかで自分と切り離して考えているところがあって、健康なうちから病気の知識を持ち合わせている方は少ないでしょう。
告知され、いざ調べ始めると、いろんな人がいろんなことを言っていて、情報はあふれ、ショックと相まって頭の中は大混乱。。。ですよね。

ここ数年、『がん放置療法』というキーワードをよく目にします。
(「放置」ってそもそも治療ではないわけだから、このネーミングって変!というツッコミはさておき)
その提唱者が言うには・・・
「がんには発生した直後から転移するタイプと、ずっと転移しないタイプがあり、前者は早期発見してもすでに転移しているから治療しても無駄。後者は転移する能力を持っていないため放っておいても大丈夫。従って、検診による早期発見も治療も無駄。」
というもの。

本当なのでしょうか?
そんなにはっきり分けられるものなのでしょうか?
・・・なんともスッキリしません。

今年の初め、日経新聞に連載されている放射線治療医・中川先生のコラムに、ちょっとスッキリする説明が載っていました。

タイトルは『放置してよいわけではない
その先生曰く 「がんといえど生き物です。

つまり、がん細胞は他の生き物と同様、細胞分裂して増殖しているということ。
(もともとは自分の正常な細胞から派生したものですし。)
細胞は分裂を繰り返せば繰り返すほど、元の形から徐々に変化していきます。
転移する/しない、が最初から白黒はっきり区別できて、ずっと変わらないとは考えにくいのです。
遺伝子の変異」とか「コピーミス」という言葉を聞いたことありませんか?
その遺伝子変異が積み重なり、がん細胞はやがて転移する能力を得ていく、と考えられるそうです。
時間の経過による変化
つまりがんの性格がまだ穏やかなうちに早めに手を打っておくことが肝心なのです。

また、たとえがん細胞が血液に乗って体のあちこちに移動してしまったとしても、人には免疫システムがあって、おかしな細胞があるとすぐさまやっつけてくれます。
ところが、時間が経つにつれ、がん細胞は大挙して血中に入るようになり、どれかが成功してどこかの臓器にたどり着く可能性が増えてしまいます。
時間の経過による数の増大
つまり細胞の数がまだ少ないうちに阻止した方がよいのです。

症状が全くでないがんもあるでしょうし、専門家でさえ気づかないがんもあるかも知れません。
それでも、見つけたら早いうちに対処することは、患者のあらゆる負担が少なくてすむ、ということに繋がります。

今では200個近く見つかっているがん関連遺伝子の、どれが原因となっているのかまで突き止められる時代に入っています。
昨年秋のこまねっと勉強会の講師、下山達先生がおっしゃっていたように、近い将来、部位別ではなく遺伝子別に薬を選べるようになるでしょう。

より効率の良い治療を受けることができるようになるわけですから、「放置」(=治療放棄)はもったいない。
積極的に医師に相談し、必要な治療を受けたいものです。
長文お読みくださり、ありがとうございました。


5月8日は患者サロンで「おしゃべり会」
不安に思っていること、スッキリしないこと、ご自身の体験談など、心おきなくおしゃべりしましょう。
開始は午後2時からです。
これから暑くなる季節です。ペットボトルの飲み物などをご用意されると良いでしょう。
お待ちしております!

こまねっとスタッフ

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2016-12-07

入院中の過ごし方

早いもので今年も残すところあと1カ月弱となりました。
ここ最近は半世紀ぶりに11月に雪が降ったかと思えば、春のような陽気の日があったりと不安定な気候が続きましたね。
 
そんな中、11月14日(月)今年最後のおしゃべり会が開催されました。
 
常連さん、新人さん、スタッフ含め10名以上の参加者となりました。
いつもの通り、簡単な自己紹介を兼ねご自身の状況などをお話頂きました。
その後、「抗がん剤の副作用」と「再建その他」と2つのテーブルにておしゃべりがスタートとなりました。
 
私は「再建その他」のテーブルにて参加をしておりましたが、これから入院予定の新人さんから入院の際に準備をするものについてご質問頂きましたので、自分の3回に渡る入院生活を思い出しながら、持参して良かった物、要らなかったものなどお話させて頂きました。
テーブルの他のメンバーから出た意見も含め簡単に記載させて頂きます。
 
<持参して正解だった!>
○ふりかけ(病院食は白米が多いのでふりかけは便利です!)
○紙コップ(マグカップのように洗う必要がないので便利です。また、お見舞いの方にお茶を出すのにも良いとのコメントもありました。白い紙コップだと味気ないのできれいなマスキングテープを巻いたりするのも楽しいですよ。)
○BOXティッシュ(意外と使用頻度が高いです!)
○サンダル(クロックスタイプが履きやすくて便利です。特に手術後はゆったり幅のものがオススメです。)
○紙パンツ(手術時に着用していた下着は尿管設置時に一旦回収されますので、紙パンツは気後れせず良いとの意見がありました)
○小さなクッション(手術後に腕を乗せて寝るのに便利です。私は丸めの猫のぬいぐるみを持参しました。)
○ノート・ペン(病室を不在にする際に「売店へ行ってきます。」「デイルームにいます。」など書いてベッドのテーブルに置き、看護師さんが探さなくてすむように掲示板替わりに使用していました。)
○ミニトートバッグ(売店に行くときなど便利です。)
○S字フック(ベッドの柵に掛けて使用しますので、サイズが小さすぎない物が良いと思います。)

<これがあれば良かった!>
○トレイ(卓上の小物をまとめるのに良いようです。)
○置時計(時計は意外とちょくちょく見ます。)
 
<これは要らなかったかな?>
○バスタオル(私の場合は入院当日ベッドに手術着と共に黄色いバスタオルが置いてあり、それをちゃっかり使用しました。)
○ハンドタオル(病室の洗面台にペーパータオルが備え付けてありますので、あまり使用しませんでした。)
○タンブラー、マグカップ、お箸(自分の日常使いのものが良い方は別ですが、私は毎回洗うのが億劫になり殆ど使用しませんでした。)
○ストロー付きキャップ(手術後は翌朝まで飲食出来ませんので)
 
<その他>
○ベッド横の収納に貴重品を入れる引き出しが設置されていますが、スペースが小さく大きな長財布は入りません。入院時はコンパクトな2つ折りの財布をオススメします。
○パジャマは色柄に拘りが無ければ売店でレンタルもあります。(ただ、週末は受付が閉まるので事前にご確認ください。)
○暇つぶしといえば、本・雑誌ですが、病院1階(バス停から入り口の途中)の「こまどり」で書籍の貸し出しがありますので、病室で読むこともできます。(医療系の本など貸し出し不可の書籍もありますので詳しくはこまどりのカウンターでお尋ね下さい。)
○食事については、苦手なものやアレルギーがあるものを事前に看護師さんにお伝えすることも可能です。他には「ご飯少なめに」「朝食はパン希望」「牛乳をヨーグルトに変更」などもリクエスト可能です。
○シャンプー・コンディショナーについては、家にあるサンプル品を活用するのがオススメです。また、リンスインシャンプーなども便利です。
○再建手術をされる方は手術の前日に形成外科にて医療ペンによる下書きがあります。濃紺のマーキングになりますので、肌に触れる下着等は濃い色が良いと思います。
○コンタクトレンズは手術前に外しますので、コンタクトレンズケースの持参をオススメします。
○テレビカードは度数が余ったら、退院時に返金精算ができます。
○給湯器と電子レンジはデイルームに設置されていますので使用できます。
○1回目の入院で使用した手術時着用のソックスを持参しましたが、看護師さん曰く、一度洗濯をすると手術時に必要な強度が保てなるため、手術の際には毎回新品を支給しているとのことでした。(ただ、飛行機に乗る時等日常使用には問題無いそうなので、これも2回目、3回目ともしっかり持ち帰りました(笑))
 
<入院中の過ごし方(私の場合ですが・・・)>
1回目は人生初入院という緊張感もあり、手術後数日経ってもベッドで過ごすことが多く、激務の後の休職だった為思いっきりゴロゴロとして過ごしておりました。2週間ほど入院しておりましたが、あまりにのんびりしすぎてしまい「このままでは社会復帰出来なくなる」と感じ日中をデイルームや売店で過ごすようになったのは10日目くらいからでした。
2回目と3回目の入院はそれぞれ1週間と4日間と短期間でベッドが入り口側だったため、手術直後以外は日中は殆どデイルームで過ごしておりました。デイルームは日当たりも良く、テレビもありますので視聴している方がいなければ好きな番組を見ていました。
また、10月と12月に資格試験を受験する予定でしたので、持参したテキストでデイルームで勉強をして過ごすことも多かったです。(入院中は暇ですから、勉強は捗ります(笑))
そして、デイルームに常駐していると良いこともあるんです!
3回目の入院の際に、入院前の月のこまねっとのおしゃべり会でご一緒した方とデールームで再会しました!
なかなか他の病室に行くことは無いですから、部屋に籠っていたら会えなかったと思いますので、人通りが多い場所で過ごすのも時には良いものですね 。
 
 必要備品や過ごし方は各々お好みがあるかと思いますが、これから入院される方は参考にして頂けましたら幸いです。
 
<次回おしゃべり会>※1月はお休みです。
日時:2017年3月13日(月)14:00~16:00
場所:駒込病院 3階 患者サロン
☆皆さまのご参加お待ちしております!これから入院予定の方もお気軽にご参加ください。

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2014-04-02

春です…散歩からはじめませんか

東京では今まさに桜が満開です

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地元、ご近所の買い物コースを、遠回りして桜コースに変えて楽しむのもよし
人混み覚悟でおしゃれして桜の名所におでかけするのも楽しいですね。

汗ばむ季節を迎える前に日常生活に運動の習慣を加えませんか?
化学療法のきつい副作用で、そんな気分になれない方もいらっしゃると思います。
治療優先で体力の衰えも自覚していませんか。
生活の質を保つことも大切なことです。

日本乳癌学会の『患者さんのための乳がん診療ガイドライン』によると
「定期的な運動を行っている閉経後の女性では、運動量の少ない女性と比べて、乳がん発症リスクが低くなることはほぼ確実とされています。」としていて
「定期的な軽い運動(少し汗ばむぐらいの歩行や軽いジョギングなどの有酸素運動を毎日1020分程度)を心がけるといいでしょう。」と勧めています。

詳しくは こちら2-3

 

副作用に関しては、何らかの対処方法が必ずありますので、遠慮せず主治医に何でも話しましょう。

気分転換の軽いお散歩でも汗はかいています。
水分補給を忘れずになさってください。

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 木蓮、八重桜、カイドウ…
 春爛漫 楽しみたいですね。








 




 


                   こまねっとスタッフ一同
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2014-02-25

『もっと知ってほしい~』シリーズのご紹介

以前にこまねっとではNPO法人キャンサーネットジャパン(CNJ)と共催で、ハーセプチン開発を描いた映画「希望のちから」の上映会を行いました。

(こまねっとでDVDをお貸しします)

 

そのCNJでは患者さんご家族のための「もっと知ってほしい~」シリーズの冊子を製作し、全国の拠点病院へ配布また、CNJWEBサイトからも公開しています。

既に発行済の冊子はこちらよりご覧頂けます。

 
印刷することもできますので、ぜひご活用ください。

 

また、ただいま新しく「もっと知ってほしい分子標的薬のこと」と題した冊子(A4サイズ、カラー全16ページ)の製作に取り掛かったとのこと。

またお知らせいたします。

 

◇◇◇ 患者サロンおしゃべり会のお知らせ ◇◇◇

      310日(月) 14時~16

      病院3階患者サロンにて

 

     ぜひお立ち寄りください。

 

◇◇◇ また、こまねっとでは一緒に活動してくださる仲間を募集しています。

     「おしゃべり会」でのおしゃべり、勉強会の企画…

     お気軽にお声を掛けてください。

     
     こまねっと (komanet_info@yahoo.co.jp)



























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