« 7月 「おしゃべり会」のご報告 | トップページ | 第28回 勉強会のお知らせ 『乳房再建2018 update part ②』 »

2018-07-17

“乳がんになって”

暑中お見舞い申し上げます。
連日の猛暑の中、皆さま、体調にお変わりありませんか?

こまねっとスタッフのK.M.さんが、ご自身の体験をお話してくださいました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

乳がんになって

2017年8月に乳がん健診を受け、マンモグラフィにより乳がんが見つかりました。
乳がん健診は10年前から定期的に受け問題無しだったため、74歳という高齢で乳がんになるとは思ってもみませんでした。
幸い、ステージ1の早期がんで同年11月に乳房温存手術をしました。
乳房温存手術の場合は再発の予防として放射線療法がセットになっています。
従来の放射線照射は、25回~30回程度と期間が長いので、1回の照射量を増やし16回と期間を短縮する方法を選択しました。
放射線による副反応も少なく、現在、ホルモン剤の服用をしながら、定期的に経過を担当医に診て頂き、元気にジム通いを楽しんでいます。

私がお伝え出来るのは、健康な時こそ、がん健診は必ず受け、自分の身体状態を把握することが大切だと痛感したことです。
再発の不安がないわけではありませんが、早期発見、早期治療により、がんは恐ろしい病気では無く、上手く付き合ってゆく病気だと考えられるようになりました。                          K. M.


~~~~~~~~~~~~~~~~~~

新たにスタッフに加わっていただいたK.M.さんからのメッセージでした。

「日本人女性の11人に一人が乳がんに罹患する」と言われて久しいです。
(私事ですが、11年前に私が告知を受けた頃は16人に一人と言われていて、この急激な増加に恐怖すら感じます。もちろん検診の精度が上がったことも要因ですが)
罹るのが避けられないのだとしたら、なるべく早く見つけて早く対処したいものです。
治療法も薬剤も比較的たくさんある乳がんは、治療するのに遅過ぎることは少ないですし、他の成人病のように長く付き合っていく病気、持病だとする考え方もあります。

11人に一人ということは、患者、病気経験者もたくさんいるということです。
「なんで私だけ!?」という最初のショックは誰にでもありますが、「私だけ」じゃないのです。
仲間を見つけて不安を口に出してみましょう。
体験を共有したり、正しい情報を得て治療に臨みましょう。

『こまねっと』では奇数月の第2月曜日の午後に「おしゃべり会」を開いています。
次回は 9月10日(月)14:00~16:00 駒込病院 3階 患者サロンで行います。
駒込病院の乳腺患者さんであれば、どなたでも自由に参加できます。
事前の申し込みは必要ありませんので、お時間のある時に気軽にサロンをのぞいてみてください。

こまねっとスタッフ一同

|

« 7月 「おしゃべり会」のご報告 | トップページ | 第28回 勉強会のお知らせ 『乳房再建2018 update part ②』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 7月 「おしゃべり会」のご報告 | トップページ | 第28回 勉強会のお知らせ 『乳房再建2018 update part ②』 »