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2015-04-01

ビスフォスフォネート製剤(BP剤)による顎骨壊死の予防について

 
  寒かった冬も終わり、桜舞う季節となりました
  さて、今回はビスフォスフォネート製剤(BP剤)を服用されている方の顎骨壊死について。
 BP剤を服用していても、顎骨壊死を起こす頻度は、決して高いものではありませんが
 (3年以上使用するとリスクが上がるそうです)、難治性で、その症状はつらいものです。
 
 BP剤の副作用は、顎の骨に特徴的に出ると言われています。
 ”では、なぜ 顎の骨が壊死してしまうのでしょうか??”
 
  顎の骨は、硬いものを噛んだり、無意識のうちに噛みしめたりと、常に強い力が加わるため、身体の中で最も代謝が活発に行われています。
  BP剤は、この代謝を止め、骨を蓄積し、骨密度を増すよう働きかけます。
 それにより、古い骨を温存することになり、そこに抜歯などにより骨が細菌にさらされ感染すると、 顎骨壊死を引き起こし易くなるのではないかと、考えられています。
  そこで、顎骨壊死を起こさないためには、抜歯を避けなくてはなりません。
 しかしながら、たとえ健康な人であっても、加齢や、口腔清掃が不十分であるとむし歯や
 歯周病が進行し、抜歯せざるを得なくなります。
  自分で毎日きちんと歯を”磨いている”と思っていても、"磨けている”とは違います。
 よく、前歯は磨けているのに、奥歯は歯垢(しこう、歯の汚れ、細菌がウヨウヨ、プラークとも言います) が、ベッタリという人がいます。
  気になる方は、歯垢を赤く染めだす"歯垢染色液” というのがありますので、それを
時々つけて、きちんと汚れが取れているか、確認すると良いです。
 
 また、できれば定期的に歯科医院に行き、歯石や歯の汚れを徹底的にクリーニングしてもらうのも、歯周病の進行を遅らせることとなり、また早期むし歯の発見も、抜歯を予防することになります。
 たとえ、BP剤を服用していなくても、健康な歯は食事を美味しくし、免疫力を高めことに役立ちます。
みなさん、口腔ケアを大切に

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コメント

抗がん剤中から歯科医院にはよりたんきで定期的にかよっていますが、改めて
口中の大切さ考えました。
区の無料検診票来てたなあ。
あとで歯科にいってこよう。
色々なきっかけになります。
助かります、こまねっとさんの情報。

投稿: ざわざわ | 2015-04-01 13:37

3週間に一度、金曜日の午前中に、診察~治療しています。
乳癌発病から、2年、現在52歳、男性車椅子です。
毎回、夫婦で行きますが、患者は私です。
患者サロンおしゃべり会にも参加を検討しています。

投稿: 増山 建彦 | 2015-04-12 13:33

「こまねっと」は、駒込病院乳腺外科にお掛かりの方でしたらどなたでも入れます。
ぜひ、おしゃべり会の参加をご検討ください。
もちろん奥様も大歓迎です。

投稿: こまねっとスタッフ | 2015-04-15 00:25

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